七福神めぐりって、数時間で参拝できることがほとんどなので、いろんな街を散策するいい機会になるんですよねー。
七福神めぐりとは
七福神めぐりとは、七福神が祀られている寺社を参拝して回ることで、仏教経典の「七難即滅、七福即生(しちなんそくめつ、しちふくそくしょう)」のご利益が得られるとされ、江戸時代に広まったとされています。
七福神めぐりはその街の主要な寺社を数時間でめぐることがほとんどですので、一年の始まりに新鮮な気分で街を散策する機会として、また健康のためにも、七福神めぐりで各地を訪れてみることをおススメします。
七福神とは
別の記事としてまとめてみましたので、以下のリンクからご覧ください。
七難即滅・七副即生とは
七難即滅・七副即生とは、「七難を消滅すれば、七福が生じる」ということで、
「七難」とは、仏教でいわれる7種の災難のことで、火災や水害などは共通する厄災もあるものの、経典によって内容は少しずつ違います。
「七福」とは、七難が消滅することこそが七福であるという解釈のほかに、七福神それぞれがもたらす具体的なご利益を示すとされ、この7つのご利益が得られるものとして七福神めぐりが江戸時代に各地で庶民信仰として広がったとされています。
七福神めぐりの時期
七福神めぐりは、一年間を通して参拝できるところや、1月中を期間としているところもありますが、お正月に行うのが基本で、とくに松の内が良いとされています。
一年の福をもたらす歳神様が家にいらっしゃる元日から松の内の間に、七福神めぐりを行うことで、歳神様だけでなく七福神からも更なるご加護とご利益を授けていただけると考えられているからです。
松の内とは
松の内とは、正月飾りの一種である松飾り(門松)を飾っておく期間の事を言い、門松は、歳神様を家にお迎えし、家に歳神様の滞在を示す印とも言われています。
関東と関西では松の内の期間が、
関東 : 元旦~1月 7日
関西 : 元旦~1月15日 と異なります。
一年間通して参拝できるところもある
現在、各地に七福神めぐりがありますが、やはり基本的には松の内だけのところが多いのですが、一年間通して参拝できるところもありますので、調べると良いでしょう。
本殿と本堂の参拝を忘れずに!
七福神以外の主祭神やご本尊がお祀りされている寺社においては、まず本殿や本堂を参拝してから、続けて七福神を参拝するようにしましょう。