目黒区内の立会川緑道・呑川緑道・九品仏川緑道を渡り歩く散歩コースです。目黒区って緑が多い街だなぁと改めて感じました。
概要
東急目黒線武蔵小山駅付近から立会川緑道・呑川緑道・九品仏川緑道を通って、東急線自由が丘駅付近へ至る散歩コースです。
碑文谷界隈は、タケノコを特産品とするのどかな農村だった目黒の面影を伝える竹林が残されているほか、暗渠となった立会川緑道や呑川緑道など桜並木が連なる遊歩道が続いています。
主な見どころ
円融寺
仁寿3(853)年に天台宗・慈覚大師によって創建された後、弘安6(1283)年に日源上人により日蓮宗に改宗されて「法華寺」と称して、世田谷城主・吉良氏や徳川幕府の保護を受けていましたが、不受布施の教義を貫いたことから弾圧され、元禄11(1698)年に天台宗に改宗され、のちに「円融寺」と改名しました。境内正面の釈迦堂は室町時代の建立とされ、東京都区内最古の建築物の1つと言われています。
サレジオ教会
昭和29(1954)年にイタリアに本部をもつサレジオ修道院が創建したロマネスク様式の壮麗な教会で、祭壇に掲げられた聖母像は、来日・殉教したイタリア人宣教師が持ち込んだ銅版画の複製画で、その史実にちなんで「江戸サンタ・マリア教会」とも呼ばれています。
碑文谷八幡宮
応神天皇を祭神とする旧碑文谷村の鎮守で、勝海舟筆の「八幡大神」の額と「奉納八幡満津里」「氏子中」と書かれた幟を所蔵しています。
すずめのお宿緑地公園
目黒区が竹林を緑地公園として整備したもので、園内には江戸時代中期に建てられた古民家が移築・復元されています。名称の由来は、昭和初期にはこの竹林には数千羽のすずめが生息し「すずめのお宿」と近隣の人から呼ばれていたことによります。
氷川神社
素戔嗚命、稲田姫命、大己貴命を祭神とする旧衾村の鎮守で、創建年代は不明。
古くから「癪(腹痛)封じの神様」として近郊近在の信仰を集め、9月19日の祭礼には多くの参詣者で賑わっています。