星薬科大学だけでなく五反田TOCも、個人的に大好きなSF作家・星新一とつながりが深いことを知り、勝手に親近感が強くなりました。
外観
大崎広小路駅 改札
山手通りに面しているも、目立たず小ぢんまりとしています。
東急電鉄 大崎広小路駅に関する情報はこちら
見どころ
五反田TOC
TOCとは「東京卸売センター」の略称で、SF作家・星新一の実父(星一)が創業した星製薬の工場跡地に建設された商業施設・コンベンションセンター等の複合施設で、13階の展示ホールは催事会場や大学入学試験会場、各種資格試験の受験会場などとして用いられています。
敷地内には星薬科大学発祥地の記念碑があります。中原街道を戸越銀座方面に向かう途中にある星薬科大学は、大正11(1922)年に星一が、星製薬社内の「教育部」から「星薬業講習会」を経て「星製薬商業学校」を設立したのが前身です。
TOC運営会社の株式会社テーオーシーは、不動産事業子会社だった「株式会社東京卸売りセンター」を吸収合併して、星製薬から「株式会社テーオーシー」に商号変更するとともに、販売部門を新設完全子会社の「星製薬株式会社」(現法人)に移管、その後に製造部門も移管した経緯があります。
TOCビル TOC Building
TOCビルの公式サイト。フロアガイドやイベント情報、アクセス、テナント情報をご案内します。
旧 桐ケ谷駅跡
島式ホーム1面2線の地上駅で、改札口は第二京浜国道沿いの高架上にありました。
池上電気鉄道が、昭和2(1927)年に雪ヶ谷駅から当駅まで延伸した際に開業したものの、昭和20(1945)年5月の大空襲で駅舎とホームが大きな被害を受け、2か月後の7月に激しい戦禍で営業休止となり、その後、昭和28(1953)年8月に営業を再開することなく正式に廃止されました。
1960年代には、池上線と都営浅草線との直通運転構想が浮上し、桐ヶ谷駅を復活させて都営浅草線との接続点とする計画が発表されたものの、最終的には同線の建設は見送られました。