テレビで見かけたレトロな建築物で、駒沢の街の中にどのように立地しているのか不思議でしたが、今回、水道みちの先に見つけた時はとても感動しました。
近くまで来ると、塀越しでしか見ることができませんが、それでも歴史的建造物の魅力に引き込まれます。
駒沢給水所配水塔
大正12(1923)年に、東京府豊玉郡渋谷町(現在の渋谷区)の水道として構築された施設の一部で、多摩川から取水した伏流水を砧浄水場で濾過したうえで、ポンプでこの駒沢給水場内の給水塔まで送られ、給水塔からは土地の高低差を利用して渋谷町まで自然流下で配水していました。
その後、平成11(1999)年に給水所としての機能が停止されましたが、現在では、震災時における飲料水供給のための応急施設として、水の定期循環を行いながら2基の塔に少しずつ貯留しています。
【所在地】
・建設当時:東京府荏原郡駒澤村字新町(東京府荏原郡駒澤町字弦巻)
・現在:東京都世田谷区弦巻2丁目41番【標高】
・46m(世田谷区内では最高地に近い地域です)※渋谷町の最高地標高が約36mです。弦巻の丘に給水塔をつくって、塔の水深を18mに
駒沢給水塔風景資産保存会Webサイト
すると満水面の標高は64mになります。渋谷町との標高差は28mにもなり、自然流下
で配水ができたわけです。
駒沢給水塔風景資産保存会(コマQ) - 「セタガヤのたからもの」駒沢給水塔を世田谷の名所にしよう!
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