築地本願寺から聖路加ガーデン周辺の東洋と西洋を織り交ぜた独特の空気感に東京の歴史の奥深さを感じました。
概要
東銀座から築地を経由して佃島方面へ至る散歩コースです。
築地は、築き固めた土地を意味します。明暦の大火後に焦土で造成した土地で、広大な寺社地・武家地でした。明治維新後、外国人居留地として開放されると白亜の洋館が建ち並ぶようになり、聖路加国際病院の礼拝堂が今も面影を残しています。
主な見どころ
築地本願寺
元和3(1617)年に准如上人が京都西本願寺東京別院として開山し、明暦の大火で日本橋浜町から替え地されました。現在の古代インド風の独特な寺院は東洋建築の権威・伊東忠太設計で昭和10(1935)年に完成しました。
聖路加ガーデン
昭和7(1932)年に竣工した聖路加国際病院のアール・デコ風の本館は、築地のランドマークとして親しまれましたが、平成6(1994)年に聖路加ガーデンのオープンに伴い、礼拝堂のみ残して解体されました。
慶應義塾開塾の地
安政5(1858)年に豊前中津藩士の福沢諭吉が塾(のちの慶應義塾)を開き、慶應4(1868)年まで教鞭をとりました。