砧公園から二子玉川駅までの住宅街をはじめて散歩しましたが、旧砧線(軌道)の面影が多く残っていました。
概要
砧公園西門から東急線二子玉川駅へ至る散歩コースです。
国分寺崖線は「ハケ」と呼ばれ、国分寺市付近から小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区まで続く延長約25km、高さ10~20mほどの崖の連なりで、国分寺市恋ヶ窪の日立製作所中央研究所の湧水と、元町の「真姿の池湧水群」を源流とする野川は、国分寺崖線の下に湧き出る湧水を集めて二子玉川駅付近で多摩川に合流しています。
主な見どころ
世田谷区立岡本公園・岡本静嘉堂緑地
国分寺崖線の下を流れる丸子川沿いの自然豊かな岡本公園内には水遊びができるせせらぎのほか、初夏の夜にはホタルの鑑賞ができる「ホタル園」があります。また、隣接する岡本静嘉堂緑地はもともと旧三菱財閥の岩崎家が所有していた庭園で、今でも人の出入りを制限して保全しており、手つかずの自然が残されています。
東急電鉄砧線跡
大正13(1924)年に、多摩川沿岸部の砂利輸送線のひとつとして二子玉川~砧本村間に砧線が開業し、関東大震災の復興と重った開業当初の砂利輸送は活況を呈していました。その後、昭和44(1969)年に路面電車であった東急電鉄玉川線(渋谷〜二子玉川園)と同時に砧線全線が廃止されました。廃止された線路跡地の一部は、歩道として整備されています。