旧古河庭園や渋沢栄一記念館がある飛鳥山公園など、改めて1日かけてゆっくりと散策したいです。
概要
田端駅から王子駅へ至る散歩コースです。
大正時代の田端には、芥川龍之介、室生犀星などの多くの文士や芸術家が多く住まい、「日本のモンマントル」とも呼ばれました。
主な見どころ
旧古河庭園
明治10(1877)年にイギリスの建築家であるジョサイア・コンドルが手がけた邸宅で、かつては陸奥宗光の屋敷でしたが、実業家古河家の所有となりました。庭園は、洋風庭園と日本庭園の「折衷型」で、和の落ち着きと洋のモダンさが調和しています。
国立印刷局東京工場
旧大蔵省の印刷局としては最大規模を誇る印刷工場で、紙幣や切手など、精緻な印刷を行う工芸部門、製版部門、インキ部門などがあります。
西ケ原一里塚
江戸時代、街道を整備する際に1里(約4km)ごとに榎を植えて一里塚を作りました。現在、都内で元の位置のまま保存されているのはここのみで、かつて市電開通時に渋沢栄一など旧滝野川区民が働きかけたことにより一里塚を迂回して線路が敷設されたというエピソードがあります。
北区飛鳥山公園
享保5(1720)年頃に、8代将軍吉宗が桜の苗木を植えさせ、江戸庶民の花見の名所となったほか、文人や画家などが好む地として知られるようになりました。
また、王子駅から公園入り口に進むと、山頂近くまで続く「アスカルゴ」と名付けられたモノレールが無料で運行されています。