人形町・水天宮エリアは、江戸らしさを感じます。
概要
兜町・鎧橋から人形町・浜町を経由して新大橋へ至る散歩コースです。
人形町・浜町は、江戸期に中村座や市村座を中心とする芝居町として江戸歌舞伎の拠点として栄えました。現在も、東京の演劇の拠点の1つとして伝統が脈々と息づいています。
主な見どころ
谷崎潤一郎生誕の地
明治・昭和期の耽美派の代表作家である谷崎潤一郎は、明治19(1886)年に谷崎活版所に生まれ、関東大震災後に関西に移住するまでこの地に住んでいました。現在は、同地にて同名のしゃぶしゃぶ屋が営まれています。
甘酒横丁
江戸時代から料理屋、仕出屋、茶漬け屋などが並んで繁盛した一角。明治時代も大いに賑わい、入り口の甘酒屋にちなんで甘酒横丁と呼ばれました。現在でも古風なお店が多く、独特な雰囲気を醸し出しています。
明治座
明治6(1873)年に開場した喜昇座が前身。その後、久松座、千歳座と改称後、明治26(1893)年に明治座となりました。平成5(1993)年に現在の建物に改装されました。
水天宮
もとは筑後国(福岡)にありましたが、文政元(1818)年に久留米藩主・有馬頼徳が芝に勧請し、さらに明治5(1872)年に現在地に移されました。
散歩した時は、社殿と参集殿の御造替のために明治座のならびに仮宮が設営されていましたが現在は元の位置に新社殿が鎮座しています。