住宅街の中にいきなり、国産ビール麦・金子ゴールデン発祥の地が出現して驚きつつ、「あっ、練馬か。」とも思いつつ(笑)
概要
中野区立歴史民俗資料館付近から西武線中村橋駅へ至る散歩コースです。
環状七号線を横断して練馬区に進むと、住宅地の合間に市民農園や畑地が点在しており、名産品である大根(すずしろ)は練馬大根として全国に知られています。
主な見どころ
東福寺
弘安3(1280)年に創建され、享保13(1728)年の春に8代将軍吉宗が鷹狩りの際に御膳所に指定して休憩や食事をしたと伝えられています。明治以降、東京府内88カ所巡りの第2の札所となりました。
氷川神社
寛正元(1460)年に素戔嗚尊を祀ったことに始まるとされ、牛頭天王と称された同社に太田道灌が戦勝を祈願したと伝えられています。
正覚院
創建時期は、長禄年間(1457-60)と寛永5(1628)年の2説あります。
境内の弘法大師の周囲には四国88カ所の霊場から採取された砂が埋められており、像を回れば四国88カ所めぐりと同じ功徳があると言われています。太田道灌が陣屋を築いた地とも伝えられています。
ビール麦・金子ゴールデン発祥の地(豊玉氷川神社)
明治33(1900)年に、北豊島郡中新井村(現在の練馬区豊玉)の農家・金子丑五郎氏が古くから日本で栽培されてきた六条大麦の「四国」と輸入品種である二条大麦の「ゴールデンメロン」の自然交雑によって生じた雑種の中から国内品種のビール麦「金子ゴールデン」を育成し、初期のわが国ビール醸造に大きく貢献しました。豊玉氷川神社の境内にこの功績を伝えるビール樽を模した碑が建立されています。