緑道を散歩しつつ、世田谷にまつわる歴史を感じることができる散歩コースです。
概要
駒場野公園近くの淡島通りから烏山川緑道を進み東急世田谷線上町駅へ至る散歩コースです。
池尻付近の谷を流れる目黒川上流の烏山川は現在、烏山川緑道となり、人口のせせらぎやベンチなどが至るところに配されています。この緑道に沿って、三宿神社や目青不動、松陰神社、豪徳寺などが点在しています。
主な見どころ
三宿神社
稲の女神である倉稲魂を祀った稲荷社で、毎年9月22・23日の例祭は、神楽が奉納され神輿が練り歩き、烏山川緑道沿いに露店が出て賑わいます。
烏山川緑道
世田谷区立千歳温水プール付近から三宿の多聞寺橋付近までの全長約6.7kmの緑道で、万葉集に詠まれる70種あまりの花木が植えられ、万葉詩人の歌や説明の札が立てられています。
教学院(目青不動尊)
府内五色不動の1つで、目青不動が祀られています。(くわしくはこちらへ)
松陰神社
文久3(1863)年に安政の大獄で処刑された吉田松陰の門弟であった、高杉晋作、伊藤俊輔(博文)らが、葬られていた南千住の回向院からこの地に移しました。吉田松陰の坐像や松下村塾を模した家などが境内にあります。
豪徳寺
文明12(1480)年に世田谷城主・吉良政忠が建立し、江戸時代には彦根藩主・井伊家の領地となった関係で菩提寺となりました。桜田門外の変で殺された井伊直弼の墓所もあります。
区立世田谷城址公園
南北朝時代に初代・吉良治家が戦功によって足利基氏から武蔵国世田谷領を得て築城したもので、豊臣秀吉が北条氏を滅ぼし、8代目・吉良氏朝が北条氏と運命をともにして廃城となるまで200年以上栄えました。