多摩地区の住宅街は、23区内ともまた違った街並みが広がっていて、面白いですねー。
概要
京王永山駅から中河原駅・分倍河原駅を経由して大国魂神社へ至る散歩コースです。
旧鎌倉街道は鎌倉と武蔵国府を結ぶ緊急時の軍用道で、元弘3(1333)年に新田義貞軍が地方豪族を従えて南下すると、多摩川と交わる分倍河原での合戦で北条泰家率いる鎌倉勢を破り、5日後に鎌倉に至り炎上させました。
主な見どころ
多摩川
多摩川は、山梨県の大菩薩嶺北方を水源とし、東京都西部の武蔵野台地と多摩丘陵の間を南東に流れる全長126kmの河川で、市之瀬川、丹波川、東京都に入ってからは多摩川の名称となり、河口付近では六郷川とも呼ばれています。
分倍河原古戦場碑
元弘3(1333)年5月に後醍醐天皇の命を受けた新田義貞が、分倍河原での合戦で鎌倉幕府軍の待ち伏せにあい一度は後退したものの、翌日に形成を立て直し、関戸の合戦で勝利を収めると、一気に鎌倉を攻めて北条氏の鎌倉幕府を滅ぼしました。
大国魂神社
景行天皇41(111)年に天孫降臨したと伝えられています。
大化の改新(645年)のとき、武蔵の国府がこの地に置かれ、大国魂神社境内に役所(国庁)が置かれていたとする説が有力です。その後、武蔵国の代表的な6神社(多摩市小野神社、あきる野市小河神社、さいたま市大宮区氷川神社、秩父市秩父神社、埼玉県児玉郡金鑽神社、横浜市緑区杉山神社)を合祀する「武蔵総社六所明神社」となりました。